アイリス(絞り)
照度の変化に合わせてレンズに取り込む光量を調節する絞りのこと。
イベントからセキュリティールールに基づいて、保安要員に警告するプロセス全般を指す。プリポストアラーム、メッセージアラームと承認がセットで提供される。プリポストアラームは特に重要だが殆どの場合ポストアラームにしか対応していない。ポストアラームは発生時点以降の映像、プリアラームは発生時点以前の状態を瞬時に表示。
定常のビデオ表示状態に対して、アクションのきっかけとなる、外部要因で発生するあらゆる事象。モーション(動体)、外部IO(接点、温度、湿度、明暗、電圧、電流、温度、におい、ガスなどなど)、VCA(画像解析 ビデオ・コンテンツ・アナリスティック)
コンピュータで色を表現する際に用いられる表記法の一つ。色を赤(R)・緑(G)・青(B)の3つの色の組み合わせとして表現する。この3色は光の三原色と呼ばれ、この組み合わせですべての色を表現できる。
色温度
光源から出る光の色合いを、温度を表わすケルビン(K)という単位を使って数字で表わしたもの。色温度が高いほど光は青っぽくなり、低いと赤っぽくなります。
色収差
プリズムに白色光(さまざまな色光が均等に混り肉眼では色を感じない光)である太陽光を通すと紅色のスペクトルを観察することができます。これは波長によって屈折率(および分散率)が異なるために起きる現象(短かい波長の光は強く、長い波長の光は弱く屈折する)で、レンズでも程度の差はあれど、同様の現象が起こります。この波長の違いに起因する収差を色収差といいます。
色信号
色情報を持つ信号。カラーTV信号は、白黒TV信号との互換性を保つため、明度情報である輝度信号に色信号を追加する構成となっています。NTSC信号の場合、RGB3原色信号より輝度信号Yと2つの色信号I、Q信号を作成し、このI、Q信号でサブキャリアを変調して輝度信号に追加されます。
イメージインテンシファイア(I.I)
電子管の一種で光学像を電子像に変換し、電子像を蛍光面で再び可視光像に変換し、入射した光以上の光学像を取り出すものです。
イメージサイズ
CCTVカメラの撮像素子(イメージセンサ)のサイズを示し、それぞれのサイズは異なります。
インナーフォーカス
レンズのピント合わせの方式のひとつ。何枚かのレンズで構成される撮影レンズのうち、前群を固定してしまい、中群または後群のレンズを動かしてピント合わせをする。前玉が回転しないなどの特徴があります。
インターレース
テレビやディスプレイなどが、1回の画面表示を奇数段目と偶数段目の2回の走査に分けて行なうこと。1回の走査で画面表示を行なう方式はノンインターレース、またはプログレッシブと呼ばれる。インターレース方式は動画を表示する際にちらつきを抑えられるため、ほとんどのテレビで採用されています。一方コンピュータのディスプレイは静止画や文字を表示することが多く、インターレース方式だとちらつきやにじみが生じるため、ほとんどはノンインターレース方式です。
映像入力
映像信号を入力する端子で、一般に複合映像信号、Y/C信号、RGB信号が使用されています。
映像出力
被写体の情報をテレビジョン方式で決められた信号に変換した電気信号出力のこと。
エンハンサ
画像の輪郭補正に行なうビデオのエフェクタで、MIDIでも音楽の音像輪郭をはっきりさせるために、高域の倍音成分をコントロールします。
A/D変換
アナログ信号をデジタル信号データに変換することです。
AGC(オートマチックゲインコントロール)とは、ある一定の強力なレベル信号が入って来た場合にゲインを制御し信号飽和を防ぎ、微弱なレベル信号の場合は一定のレベルまで信号を上げそのレベルを保つ働きするものです。
Auto Exposure(オートマチック・エクスポージャー:自動露出)の略で、カメラが自動的にシャッター速度と絞りを決めてくれる機能。
カードにアプリケーション、個人化データを編集したALUを格納するための証明書の名称。
NTSC方式
日本、米国などで一般に採用されているテレビ方式で、走査線数が525本、2:1インタレース、1秒あたりの画像数が30フレーム(1秒あたり60フィールド)、アスペクト比が3:4、垂直解像度約450TV本、水平解像度約320TV本、音声は2チャンネルFM変調方式です。
CCDに蓄えた電気信号のうち、光以外の要因で発生した本来不要な電気信号の占める割合のこと。わかりやすくいうと、撮った画像データとノイズの割合のことです。
S端子
Y(輝度)信号とC(色)信号を別々にしたSビデオ信号(セパレートY/C信号)を入出力するための端子です。
SPモード
録画時の画質を設定するモード名。標準モードと呼ばれる場合もあります。
輝度信号のハイバンド化、Y/C分離伝送、専用S-VHSテープを採用したスーパーVHSのこと。
Fナンバー
通常レンズの明るさとも称しますが、絞り値をいいます。焦点距離(f)を各絞りでの有効口径で割った数値をFで表示します。レンズの口径が大きいほど光を多く通すことになってF値は小さくなり、明るいレンズとなります。F値の意味は数値が小さい程明るく、1ステップ毎に明るさが2倍変化ずることです。
オートアイリス
オートアイリスとは、レンズの絞りを被写体の明るさの変化に対応して入光量を自動的に調整する機能です。この入光量を適切に合わせないと、映像が真っ白になったり真っ黒になったりし、映像を見ることができなくなってしまいます。
オート電子シャッター
CCDの電子シャッター機能により、入射光量に合わせて素子出力レベルを自動制御する機能のこと。
オートフォーカス
自動的にピント合わせを行なう機構。自動焦点調節。測距方式として、赤外線や超音波をカメラが発するアクティブ方式と、像の信号を検出して比較するパッシブ方式があります。
オートホワイトバランス
光源の色温度の変化に対応してカメラのR・G・Bバランスを調整する機能。R・BのピークレベルをGのピークレベルに自動的に合わせます。
解像度
映像をどれだけきめ細かく表示・記録できるかを示す数値で、画面内に引くことのできる線の本数で表記します。水平方向のきめの細かさを水平解像度、垂直方向を垂直解像度といいます。
外部同期
カメラを外部からの同期信号で同期させる同期方式のこと。複数台のカメラ映像出力を切り替えて見る場合などに使用されます。
画角
レンズの撮影角度。
画素
CCD上に並んでいて、光を電気に変えるミクロンサイズの光電素子。画素の数を示す画素数にはCCD上のすべての画素を示す総画素数と、実際に画像になる有効画素数があります。
カメラID
複数台のカメラを切り替えて使用するときに、接続するカメラを判別するために映像出力に挿入するカメラ番号などの文字信号のこと。
カメラマウント
カメラを三脚やカメラケース(カメラハウジング)、旋回台(雲台)などに取り付けるための機能のこと。
カメラリモコン
カメラの機能を外部からコントロールする機能のこと。
カラーバースト信号
NTSCなどの映像信号において、水平同期信号のすぐ後に挿入される、カラー再生のための同期信号。
感度
どの程度の弱い情報(音、光、電波など)までとらえることができるかを表す尺度。
ガンマ補正
自然なコントラストを得るために、ブラウン管が持っている発光特性の非直線性をカメラ側で行なう補正のこと。
輝度
光る光源の計量単位。一方向から見た物体の輝きを表す単位で、ニット(nT)、またはカンデラ/㎡(cd/㎡)で表します。
輝度信号
輝度(画面の明るさ)の情報を伝送する信号で、Y信号ともいいます。
輝度ノイズ
輝度信号に乗る雑音(ノイズ)、あるいは画面上で色の要素がなくなって白黒に見える雑音のこと。
逆光補正
太陽や強い光が画面上に入ってくる場合カメラは被写体が明るいと判断し、絞り込みます。したがって被写体は黒くなってしまい認識が困難になります。この現象を補正するものです。
ゲイン
電気回路で行なう信号の増幅のこと。カメラを暗い場所で撮ると信号が小さく、明るい場所では大きくなるのだが、回路で信号を増幅することによって暗い場所でも明るく見えるようにすることができます。
ケーブル長補正
ケーブルを長く伸ばすことによって生じる映像信号の伝送損失を補正すること。
ゲンロック
同期結合のこと。同期信号源を異にする数種のテレビジョン信号を、混合したり切り替えたりするため、それらのテレビジョン信号の同期信号に時間的なずれがないよう同期させること。
光学的色温度補正
カラーカメラで、設定された色温度と被写体照明の色温度の違いを光学的フィルターによって補正することをいいます。
固体撮像素子
撮像管に対応し、光電変換効果を有する画素群が平面に配列されている、光学像を電気信号に変換する半導体素子。
固定焦点レンズ
絞りを絞ることにより被写界深度を広げて、ある位置以遠を被写界深度の範囲内に入れてしまった状態のレンズのこと。この状態にすればピント合わせが不要となります。
コンバージョンレンズ
カメラの前に装着し、望遠や広角効果を得るアタッチメントレンズのこと。
コンポーネント信号
業務用ビデオ機器などに用いられるカラー・ビデオ信号で、光の波長に対して反応する人間の目の感度に合わせ、RGBの3つの色の信号から明るさを表すY信号を合成し、RGBの色情報を輝度信号Yと2つの色差信号R-Y/B-Yに変換して表現する信号方式です。
コンポジット信号
NTSC、PAL、SECAMなどがあり、輝度信号と色信号を2本の伝送路で別々に伝送するときに、ビデオ機器内の回路で行われる輝度信号と色信号の分離・合成によって、色の再現性が損なわれるという弱点がある信号方式で、それを解消した高画質なSビデオ信号があります。
コンバージェンス
カラー・ディスプレイ装置で、RGBの3つの電子ビームがなるべく画面全体で均一にそれぞれの画素(1つの点)を構成するように調整する機能です。
最低被写体照度
被写体照度の最低限度をあらわします。この値が低いカメラほど感度が高くなっています。
撮像管
撮像デバイスの一種で、ターゲットの光映像に電子ビームを水平に走査し、光の強弱で回路に流れる電流が変化することを利用した特殊な電子銃(真空管)です。
残像
表示または撮影した映像がしばらくの間残っている幻像です。動画は残像を利用することで、その静止画の変わり目を見えないようにして、少しずつ変化する静止画を連続的に表示することで動いているように見せています。
光学的な像を電気的な信号に変換する最も一般的な撮像素子で、電荷結合素子(Charge Coupled Device)といいます。半導体を用いた揮発性の記憶媒体で、アナログ・デジタル両方の信号を記憶することができます。構造は感光素子であるフォトダイオードが縦横に規則的に配列されている撮影素子です。
Cマウント
レンズマウントの一種。Cマウントのフランジバッグは17.526mm。取付けネジ径は、CマウントもCSマウントも同じです。Cマウントは多くのカメラと互換性があります。1/2インチCCD、2/3インチCCD、1インチCCDとラージフォーマット(大きな撮像素子)用のマウントがCマウントです。近年の1/2インチCCDにはCSタイプもあるので要注意。FA用(工業用)、マクロ用等、特殊用途のレンズもCマウントです。CマウントレンズはC/CS変換リング併用でCSマウントレンズとして使用できます。
CSマウント
レンズマウントの一種。CSマウントのフランジバックは12.5mm。
コンピュータのデータ処理制御方式の1つで、複数データに対し、同一の命令を並列に実行させて同一処理を行なう方式で、ビデオ、オーディオ、グラフィックス、アニメーションなどでよくみられる計算集約型の繰り返し計算を減し、ストリーミング技術などで多く使用される方式の名称。画像処理やパターン比較処理などに適しています。例えば連続したデータに命令を行なうとき、命令をそれぞれのデータに提供するのではなく、1つの命令で実行できるようになるため、計算スピードも高速になり、ストリーミングもスムーズになります。SIMDはIntel社のPentiumⅢにストリーミングSIMD拡張命令としてMMX技術に採用され、スピードを高速化しています。
終端
ビデオ機器の出力に75Ω(オーム)の負荷抵抗を接続することで、ターミネーションともいいます。
焦点距離
レンズには二つの主点があり、物体側主点、像側主点です。焦点距離とは無限遠からの光線が結像する像面と像側主点までの距離で示します。この数値により撮影される範囲が異なり、小さいほど広い範囲が撮影され、大きいほど狭い範囲が撮影されます。
照度
表示または撮影した映像がしばらくの間、残っている幻像です。動画は、残像を利用することで、その静止画の変わり目を見えないようにして、少しずつ変化する静止画を連続的に表示することで動いているように見せています。
照明フリッカー補正
照明の点灯周波数とカメラの垂直周波数との差で発生するフリッカー(モニタ画面の明暗のちらつき)を補正する機能のこと。
白黒/カラー切換
カラーモニタで白黒映像を受像したとき、カラー回路の影響をなくすように自動、または手動で切り替える機能のこと。
白バランス
カラー映像の色再現性をよくするために、白映像を正しい白に表現できるようにRGBの混合バランスを調整する機能のこと。
垂直解像度
カメラやモニタの性能を示す数値のひとつ。ディスプレイ上で水平方向に何本の線が引けるかということ。
水平解像度
カメラやモニタの性能を示す数値のひとつ。ディスプレイ上で画面垂直幅と同じ長さを横にとり、その範囲内に引いた白黒の垂直の線が何本まで見分けられるかということ。
スミア
「smear」とは、「洩れてしみ出した汚れ」「名誉を傷つける」「中傷する」、ボクシングでは「ノックアウトする」ことも「スミア」で、テレビではテレビ画像のにじみを「スミア」と呼び、デジタルカメラなどではCCDを用いた撮像機器で、太陽や夜間に明るい照明など、強い光源が含まれる写真を撮影したときに、ある方向に筋のような輝線が縦方向、横方向、45度方向などで見られるノイズ現象の名称として使われるようになりました。これはCCDが受光した電荷を転送を行う際に、順送りに電荷を転送することから、強い光にさらされるとその光がさらに元の電荷に加えられ、ある方向に電荷が漏れ出し、写真にある方向の光の筋が写ります。
3CCDカメラ
カメラのCCD方式のひとつで、光の三原色である赤・緑・青(RGB)それぞれに独立した3つのCCDを利用すること。
スキャンサイズ(偏向サイズ)
モニタのブラウン管の有効画面(表示サイズ)を走査表示する割合のこと。多目をオーバースキャン、少な目をアンダースキャンといいます。
スタンバイ機能(クイックスタート機能)
モニタで電源投入後、直ちに映像が現れるようにブラウン管のヒーターをプリヒートすること。
スルーアウト
入力された信号を直接、他の機器に供給するための出力端子のこと。ルーピング、あるいはブリッジ出力ともいいます。
ズーム比
レンズにおける望遠端の焦点距離と広角端の焦点距離の比のこと。ズーム比が大きいほど大きく撮影することができます。
SECAM(セカム)規格
Henri de Franceが提案した線順次伝送方式から発展したフランス、ロシア、東欧などで現在採用されているテレビ方式の名称。走査線数が625本、2:1インタレース、1秒あたりの画像数が25フレーム(1秒あたり50フィールド)となっています。NTSC、PALとの互換性はありません。
走査
「面」である映像情報を「線」である電気信号に変換、またはその逆の変換をする方法で、面を1本の線にするために面を千切りにすること、そしてその1本の線を面に戻すことを走査といいます。
帯域
周波数の帯巾幅のこと。NTSC方式の放送電波では輝度信号帯域は4.2MHzとなっています。CCTVのカメラ出力の映像帯域はNTSCの放送規格とは別で一般的には6~10MHzぐらい。
DCアイリスレンズ
オートアイリスレンズ方式の1つで、自動絞りを制御する回路がレンズに内蔵しないでカメラ側に依存してレベル調整はカメラ側で行ないます。
テレビジョン方式
テレビの方式には、NTSC方式(日本、米国など)、PAL方式(イギリス、ドイツ、中国など)、SECAM方式(フランス、ロシア、東欧など)があり、次世代の高品位テレビ(HDTV)の方式には、実用段階に入った日本のハイビジョン方式、米国で開発したATV方式、ヨーロッパで開発中のHD-MAC方式があります。
デシベル(dB)
ビデオやオーディオで信号レベルの大きさや増幅度、あるいはSN比など信号量を表すときに用いる単位のこと。
デジタル信号処理(DSP)
転送レートの高いデータの流れをリアルタイムで処理するために開発されたデバイスで、音声や画像などの処理に特化したマイクロプロセッサ。
電子感度アップ
CCDカメラの映像信号をフレーム、あるいはフィールド単位で画像メモリー上に加算する、あるいはCCDへの蓄積時間を長くして高感度化を行う機能のこと。
電子シャッター
デジタルカメラで採用されている電気信号でコントロールするシャッターの総称。銀塩カメラでは光りを受けることで撮像するフィルムで撮影していることから、レンズとフィルムの間にシャッターとなる板を置いて、その開閉によって露光を行っている「メカニカル・シャッター」を採用していますが、CCDはフィルムと違い、常に光にさらされていても電気信号を受けなければ撮像しないので、物理的な板は不要になり、動作の伴う「メカニカル・シャッター」よりシャッター速度を早くすることができます。 ただしデジタルカメラが採用している「電子シャッター」は太陽や夜間に明るい照明など、強い光源が含まれる写真を撮影したときに「スミア」が起こることから、最近では、「メカニカル・シャッター」も併用するようになっています。また、銀塩カメラのシャッターで、電子制御されたシャッターも登場していますが、これは「電子シャッター」ではなく、「電子制御管理式シャッター(電子式シャッター)」といいます。
電子ズーム(デジタルズーム)
撮影している画角の中心部分を拡大するズーム方式。CCDの中心部分のみを使用するため、画質は劣化します。
電源同期
同期発信器を使用したり同期用ケーブルを使用したりしないで電源周波数に同期させる簡易同期方式。外国では多用されていますが、日本ではテレビのフレーム周波数と電源周波数が異なるために使用しません。ただし、西日本地域の電源周波数は60Hzであり、テレビのフレーム周波数と同じなので使用することができます。
D/A変換
コンピュータ内部でデジタル電気信号をアナログ信号に変換する電子回路です。
トラック
磁気テープで、信号が記録される部分の総称。例えば、通常のカセットテープでは、片面にレフトとライトの2トラックが往復するので、計4トラックあることになります。
同期、同期信号
双方のタイミングを合わせること、またはシンクロといい、同期をとるための信号を同期信号、シンク(SYNC)信号ともいいます。
ノンインターレース
上から下まで順番に走査して映像を表示する方式で、順次走査とも呼ばれ、1秒あたりの映像表示回数が少ないとフリッカー(映像のチラつき)が発生しやすい。したがって、ノンインターレースのコンピュータ用のモニタは、インターレースのものより1秒あたりの表示回数が2倍以上になっています。
PAL方式
ドイツのテレフンケン(TELE FUNKEN)社がNTSC方式を部分改良して提案した、イギリス、ドイツ、中国などで採用されているテレビ方式の名称。走査線数が625本、2:1インタレース、1秒あたりの画像数が25フレーム(1秒あたり50フィールド)で、NTSC、SECAMとの互換性はありません。
発光ダイオード(LED)
電流を流すと発光する半導体素子の一種。アノードとカソードの2つの端子があり、アノードに正、カソードに負の電圧をかけると、約2Vの電圧で電流が流れ始め、発光する。 赤、緑、オレンジ、青色を発する種類がある。
バックフォーカス
レンズ後端部から撮像面までの距離のこと。
バリフォーカルレンズ
可変焦点レンズのことで、連続的に倍率を変えることができる通常は2~3倍可変できます。
被写界深度
ピントが合って見える被写体の範囲で、被写体とレンズの距離が近づくほど像はボケてしまい、レンズの絞りを開くほどピントが合って見える範囲は狭くなり、逆に絞りを閉じるほどピントが合う範囲は広くなります。
BNCコネクタ
同軸ケーブルのコネクタ形状の1つ。内蔵したバネによってケーブルをしっかり固定することができる。
日本ビクターが開発した、民生用ビデオテープレコーダの映像記録方式。VHS方式には、アナログで記録される標準VHSと、その高画質版のS-VHS、およびデジタル記録方式のD-VHSがあり、この順に古い。これらの規格は上位互換性があり、新しい規格の製品は古い規格にも対応しています。水平解像度は、VHS方式が240本、S-VHS方式では400本です。D-VHSは記録する内容によって解像度が異なります。
フィールド
テレビやビデオの1回の走査で得られる映像を1とする単位で、NTSCは2:1インタレース方式を利用しているため、2フィールドを重ねて表示し、1フレーム(完成した1映像)となり、1秒あたりのフィールドが60、フレーム数が30になります。
フリッカー
人間の眼には見た物を取り除いても、1/30秒程その映像が視神経に残ります。これを残像現象といいます。フリッカーとは映像がチラつく事をいい、早すぎるパンの画面などもこうなります。
フレア
太陽のように極度に明るい被写体をカメラで撮影したとき、レンズ内部で光が乱反射してコントラストやフォーカスが低下してしまうこと。逆光での撮影時などによく見られる現象です。
フランジバック
レンズの取付け部(マウント)からフィルム面までの距離のこと。
ブラックバランス調整
カラーカメラを暗い撮影条件下で使用すると、黒がきちんとした黒にならず色が付いてしまったり、黒レベルが浮いたりします。ブラックバランス調整とは、アイリスを閉じている時の黒を基準にサブキャリアがまったく乗っていない映像信号を作ることで、被写体の黒をきちんと出すための調整機能をいいます。
ブランキング
モニタの走査線は左から右へ動き、この時に画面に映像として表示されます。1本の走査が終わり、走査線が右終端から、その次の走査のため、その次下の左始端へ切替わり戻る短時間は目的の画像情報でないので画像ノイズになりますから瞬間画像を消す必要があります。これがブランキングで、いわゆる帰線消去のことです。
プリレコード(プリレコーディング)
録画開始要求タイミングから記録するのではなく、一定時間前(通常は指定可能)から録画する機能。 事例としては、動体検知、センサー検知録画などでは必須の機能でこれが無いと肝心の映像が欠落していたりする。
ブルーミング
極端に強い光がセンサの一部の画素に入射したとき、信号電荷が周辺にあふれ出し、光が入射していない部分も明るく見える現象をいいます。
フレームトランスファー
撮像素子として一般的な名称となっているCCDには、インターライン型とフレームトランスファー型の2つの方式(撮像方式)があります。デジタルカメラで一般的に用いられているのはインターライン型で、受光部(フォトダイオード)と電荷転送部(CCD部分)の2つで構成されている。電荷転送部は遮光されており、電荷を信号として出力することのみを行なうため、全画素の電荷(つまり画像データ)を一度に転送でき、CCD単体でシャッター動作が可能となる。これに対し、フレームトランスファー型ではCCDそのものが受光部となっており、メリットとしては開口率の高さ(ほぼ100%)や高い感度、インターライン型に比べて低い加工精度で高画素化できることなどが挙げられる。反面、画素あたりのCCD面積はインターライン型に比べて大きくなる傾向にあるほか、CCD読み出し中は光の入射を遮る機械式シャッター機構が必要となる。
ヘルツ(Hz)
交流電気の周波数の単位。
補色フィルター方式
CCDには色を見分けるためのカラーフィルターが付いており、補色フィルター方式ではCMYGの4色のフィルターが使用されます。一般に原色フィルター方式は色の鮮やかさにすぐれ、補色フィルター方式は画像のシャープさ(輝度)と感度に優れる傾向があります。
ホワイトバランス(WB)
光源に左右されないよう、白が白く写るように補正する機能のこと。
有効画素数
撮像素子表面の画素のうち、実際の撮像素子自体に組み込まれている画素の数を「総画素数」といいます。しかしコンピュータのディスプレイの縦横比に合わせるため、実際の撮影には周辺部がカットされます。このカットされる部分を除いた実際に利用できる部分の画素数を「有効画素数」といいます。
輪郭補正
映像の輪郭を強調します。
ルクス(lx)
照明の基本要素として、光度、光束、照度、輝度の4要素があります。そのうち照度の単位がルクスです。文字通りその面の明るさを表します。
ルーメン(lm)
照明で使う単位のひとつで、光束[目に見える光の量]を表します。「この白色蛍光ランプ(40ワット)の光束は3000ルーメンです」という具合に使います。しかし、光束はランプが古くなったり汚れたりすると低下します。ルーメンによく似た単位に「ルクス」があります。これは照度の単位で、光によって照らされた面の明るさをあらわします。
Y/C分離
輝度信号Y(ワイ)と色信号C(クロマ)を別々に分離すること。輝度色差分離ともいいます。コンポジットというビデオ・システムでは、伝送効率をよくするためにY信号とC信号を混合したタイプのカラービデオ信号が使われています。このY信号とC信号の合成信号から輝度信号Yと色信号Cを取り出して再現することをY/C分離といいます。