「ネットワークカメラの映像をマネジメントやマーケティング用途で配信したい」という案件が増えていますが、配信対象のクライアント数がセキュリティ用途のように10クライアント以下の数では収まらず、50クライアント以上の要求が多いです。
エンドユーザーはこのような案件をセキュリティ関連業者に相談するものの、運用やコスト面で的を得た内容にならず、実現不可能という判断で持ち越し…となっているとのこと。また、このような相談はエンドユーザーの情報システム部からの依頼となることが多く、IP用語によるコミュニケーションが従来のセキュリティ関連業者に伝わらないといった初歩的な壁でつまづいています。カメラクラウドシステムを持つ、とあるセキュリティ関連メーカーに相談していても同様だったようです。
こんな案件をIT-SIerが対応し、現在具体的な導入スキームを作っていますが、IT-SIerの壁は、「ネットワークカメラを知らない」、「映像パケットの特性がわからない」です。ただ、IP用語を一から説明するより、この壁の方がハードルが低い気がするのは私だけでしょうか?
現在このようなお客様の声を直にお伺いする場面があり、ご対応させていただいておりますが、ほぼノンコンペで事が進んでいます。IT、IPを把握したセキュリティSIerが少なすぎることを示している事例といえるでしょう。
瀬
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