メール文化とコミュニケーション

ある大阪から東京に転勤となった営業から聞いた話です。

この営業は大阪と名古屋でこそ営業経験はあるものの、今回初めて東京に赴任しました。
「東京で営業してびっくりしたのは、電話とメールの比率や。電話するよりメールしてる時間の方が長いなんてことがザラにある。あと、メールのCCアドレスに連ねている人の多さ。もう慣れたけど、初めは違和感があったわ」
この営業は私と同じ業界にいる営業で、私に対して話すときは、相変わらず関西弁です。

このことは私も経験したことです。あとメールを打つにしても、会話と同様、訓練やセンスが必要だな、と感じています。
大阪にいると逆に「これはメールすべき内容なのに…」と思うことがあります。電話とメールはバランスだと思うのです。コミュニケーションとしてどちらも必要。技術的な内容はメールですべきですし、緊急の用事は電話で。

近年のコミュニケーション能力というのは、従来+メール力というもの含まれていることは確かです。

あと、私が絶対に電話でする内容は仕入れの価格交渉です。もちろんメールでも可能なのですが、メールより電話の方が絶対に良い結果が生まれます。交渉は相手によってやり方を変えますが、方法は秘密です。ただ、このへんは一朝一夕というわけにはいかず、長い間同一業界にいることのメリットを感じることだといえます。