セキュリティ事業の利益率がネットワークカメラソリューションにおいても減少傾向にあるという話をよく聞きます。入退室管理システムにおいても同様のようです。特にメーカー側より、販売会社およびパートナーがその傾向が強いです。
原因としては、以下の2点が挙げられます。
①メーカーの直掌営業が増えて、パートナーの入り込む余地が少なくなってきた。
②カメラの市場単価が年々下がっており、ハードウェア価値が下がってきた。
ただ販売会社およびパートナーによっては、上記2点の市況関係なしで、その営業力だったり、その技術力だったりで、エンドユーザーと強い結びつきがある会社も存在します。その根底には、エンドユーザーにとってその会社がバリューをもたらす関係にあるからだといえます。
では、単純に製品としてのバリューは何なのか?
・人間の手間を省く。
・経営ツールとなる。(マーケティング、マネジメント活用など)
が挙げられますが、今後提案力とそれを具現化する製品を提供するのが、弊社の使命と考えています。
「アナログシステムの頃に比べて…」からは、そろそろ脱却しても良い年月が経ったかと思いますので。
カメラの解像度は年々上がっていますが、いざシステム構築となると、アナログシステムの頃と同じことをしています。(解像度もわざわざVGAにしたりして)
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佐々木宏至 (火曜日, 18 9月 2012 22:18)
ここに書かれている事が事実なら、まだまだ日本の企業は間接従業員が多すぎる事の証明。メーカーがエンドユーザ直はIBMなんかもそうだが、桁の違う話。
兎にも角にも今の1/3程度になってもらいたいね。
何が? メーカー数が。
瀬 (金曜日, 28 9月 2012 20:11)
CCTV市場におけるメーカー系販社のSEおよび技術者の少なさにはビックリします(営業の数は異様に多い…)。どんなソリューション案件も、いかにパッケージ化(カメラとNVRだけですが…)された商品を売るか、SEおよび技術者に相談せずに売るか、にフォーカスしている気がします。
この間お会いした某官公庁技術者の方は、「日本国内の大手メーカーの言うことだけを聞いていては新しいことを学べない」とおっしゃっていましたが、これは“気づいた”人の意見であって、ほとんどの方が大手メーカーの意見を素直に聞くわけです。ガラパゴス化は家電や携帯だけでなく、CCTVも同じなのですがねぇ。