保守品

修理で新品と交換した一部不具合のある製品のうち、使用可能な部品を確保しておいて、後日に備えることがあります。
また、同様に製造が終了してしまった部材を確保しておき、万一のためのストックとしておくことがあります。

一方は中古品、もう一方は新品ですが、どちらも保守品として扱います。新品と言っても使えるわけではないので待機しているうちに
そのまま古びていきます。中古品は本当に動作するのかが、実際には必要な時になってみないとわからない。
結局はどちらも事実上のジャンク品。不良でないモジュールを、どこまで保存しておくか。世の中には「同等品」というものも存在しますが、
これは諸刃の剣で思いがけない障害が出たりします。あまり完璧を期しすぎると場所ふさぎのゴミが増えるばかりですし、
でも余りにも思い切りすぎると肝心な時に肝心なものがないという結末に。

匙加減が難しいところで、ここで失敗すると作業場所はごみの山になります。
かんばん方式ではありませんが、ちょうどいい数のストックを持つのは大変です。