インターフェース:
機器や装置が他の機器や装置などと交信し、制御を行なう接続部分のこと。また、その規格。コンピュータ内部のデータ伝送、コンピュータと周辺機器のデータ伝送、コンピュータ間の通信など、用途に合わせて様々なインターフェースが存在しています。
シリアルインターフェースとは、シリアル形式でデータを転送するために間にはさまるもの、という意味でシリアルの接続ケーブルからコネクタなどを総称しています。
ハードウェアインターフェースとは、複数の装置を接続して通信する際の規約で、コネクタの形状や電気信号の形式などを定めています。
ソフトウェアインターフェースは、プログラム間でデータをやり取りする手順や形式を定めたもの。特に、OSやコンポーネント(部品化されたソフトウェア)の機能を外部から呼び出して利用するための規約をAPIと言います。
ユーザインターフェースは、コンピュータがユーザに対して情報を表示する方式や、ユーザが情報を入力するための方式を定めたもので、最近では、グラフィック表示やマウス操作などを多用したグラフィカルユーザインターフェース(GUI)が広く使われています。
エンコーダ:
レシーバに接続しているカメラまたはドームに、ビデオ信号を転送する装置。送信する前にアナログ信号をデジタルフォーマットに変換します。トランスミッタとも呼ばれます。
または、データを一定の規則に基づいて符号化するソフトウェアのこと。データの圧縮や暗号化などを行ないます。
クライアント/サーバ:
一般に何らかのサービスを提供する側を「サーバ」、これに対しサービスを受ける側を「クライアント」と呼んでいます。
シークエンス:
いくつかのカットが集まったものをシーン、そのシーンが集まって構成されたものをシークエンスと呼びます。
シリアルポート:
1本の信号線で1ビットずつデータを伝送するシリアル転送方式でコンピュータ本体と周辺機器を接続するインターフェースのこと。ほぼすべてのタイプの装置に使用することができる汎用インターフェースです。パソコン用のシリアルポートとしては、モデムなどとの接続に使われるRS-232Cが最も普及しています。
スタンドアロン:
ネットワーク接続されていないコンピュータ。または、コンピュータを他のコンピュータと接続せずに利用する形態のこと。
ストリーミング:
インターネットなどのネットワークを通じて映像や音声などのマルチメディアデータを視聴する際に、データを受信しながら同時に再生を行なう方式。
ストリーム:
先頭から順々に、一連の流れでしかアクセスできないデータのことを指します。
ストレージ:
コンピュータ内でデータやプログラムを記憶する装置のこと。ハードディスクやフロッピーディスク、MO、CD-R、磁気テープなどがこれにあたります。磁気的に記録を行なうものが多いため、記憶容量が大きく、電源を供給しなくても記録が消えないという特徴がありますが、動作が遅く、CPUからは内容を直接読み書きすることができません。コンピュータ内にはこれとは別に、主記憶装置(メインメモリ)が備わっており、プログラムを起動してデータの加工を行なう際には必要なものだけ主記憶装置に呼び出して使い、長期的な保存には外部記憶装置が利用されます。
帯域幅:
周波数の範囲のこと。データ通信は、搬送に使う電波や電気信号の周波数の範囲が広ければ広いほど、転送速度が向上することから、「通信速度」とほぼ同義として用いられることが多い。
データ通信の速度が速い(遅い)ことを指して「帯域が広い(狭い)」と言う。特に、インターネットへの接続に関しては、電話回線やISDN回線など通信速度が概ね100kbps程度以下の接続環境を「狭帯域」「ナローバンド」と呼び、ADSLやCATVインターネット、光ファイバー、FWAなど高速な接続環境のことを「広帯域」「ブロードバンド」と呼んでいます。
デコーダ:
アナログフォーマットでエンコーダ(トランスミッタ)から送られたデジタルビデオ信号を変換する装置。入力信号をある一定の規則に基づいて変換し、出力信号を生成する電気回路のこと。レシーバとも呼ばれます。
または、一定の規則に基づいて符号化されたデータを復号し、もとのデータを取り出すソフトウェアのこと。圧縮されたデータの復元や、暗号の解読などを行ないます。
デュプレックス:
双方向に送受信が可能な通信路、または通信方式のこと。シンプレックス(単方向通信)の対義語。デュプレックス通信のうち、同時に双方向に通信できることを「全二重(フルデュプレックス)通信」、同時には単方向にしか通信できず、方向を切り替えて交互に両方向の通信を行なう方式を「半二重(ハーフデュプレックス)通信」といいます。
ファームウェア:
ハードウェアの基本的な制御を行なうために機器に組み込まれたソフトウェア。ソフトウェアは、読み出し専用メモリ(ROM)またはプログラマブルROM(PROM)となり、適切な演算装置に半永久的に記録されます。機器に固定的に搭載され、あまり変更が加えられないことから、ハードウェアとソフトウェアの中間的な存在としてファームウェアと呼ばれています。パソコンや周辺機器、家電製品等に搭載されており、機器に内蔵されたROMやフラッシュメモリに記憶されています。パソコンのBIOSもファームウェアの一種です。機能の追加や不具合の修正のため、後から変更(アップデート)できるようになっているものが多い。
プラットフォーム:
アプリケーションソフトを動作させる際の基盤となるOSの種類や環境、設定などのこと。WindowsやUNIX、Mac OSは、それぞれ異なるプラットフォームである。また、OSにとっては、自らを動作させる基盤となるPC/AT互換機、Macintoshなどのハードウェアの種類がプラットフォームである。アプリケーションソフトにせよOSにせよ、対応しているプラットフォームはあらかじめ決まっており、それ以外のプラットフォームでは動作しません。ただ、複数のプラットフォームに対応するために、「Macintosh用」「Windows用」などのように、それぞれのプラットフォームに対応した同じアプリケーションソフトを用意することはあります。複数のプラットフォームに対応したソフトウェアを「マルチプラットフォーム」と言います。
フレームレート:
3次元グラフィックスの表示や動画の再生において、1秒間に何回画面が更新されるかを表した値。ディスプレイのフレームレートとリフレッシュレートは同じものです。ただしフレームレートは、動画表示時の画面の更新速度としても用いられます。1秒間に30回描画が行なわれるなら、描画速度は30フレーム/秒(fps)と表示されます。この数値が高いほど画面表示は滑らかになります。
プロトコル:
コンピュータ同士でのデータ通信を行なうために定められた規約。情報フォーマット、交信手順、誤り検出法などを定めています。インターネットではTCP/IPプロトコルが基盤になっています。
マルチキャスト:
ネットワークの一台のレシーバと、複数のレシーバ間での通信のこと。デバイスは、インターネットからではなくマルチサブネットを介して置く事ができます。マルチキャストは、それらの伝送プロトコルとしてUDP/IPを使用するプロトコルです。
ユニキャスト:
ネットワーク内で、単一アドレスを指定して特定の相手にデータを送信することを指します。不特定多数の相手にデータを送信する「ブロードキャスト」と対比する際に用いる用語です。また、複数の相手を指定してデータを送信することを「マルチキャスト」と言います。
ルータ:
ネットワークとネットワークとを中継するハード(複数のLANを接続する装置)のこと。異なるネットワーク間の中継点に設置して、ネットワークを介して送信されるデータを目的の場所へ届ける役目を持ち、データ伝送の際の最短距離を決定する機能を備えています。必要に応じて、通過させるデータやプロトコルの種類を制限できるものもあります。基本的にはLANを外部のネットワークと接続する場合に使用されます。
CIF:
容易にNTSC信号をサポートできるビデオフォーマットの1つ。352 X 288画素の解像度の映像信号フォーマット。他の種類として、QCIF、2CIF、4CIFがあります。
DHCP:【Dynamic Host Configuration Protocol】
インターネットなどのネットワークに一時的に接続するコンピュータに、IPアドレスなど必要な情報を自動的に割り当てるプロトコル。ネットワーク設定を手動で行わなくてもすぐに適切な設定で接続することができ、ネットワークの設定に詳しくないユーザでも簡単に接続できる。また、ネットワーク管理者は多くのクライアントを容易に一元管理することができる。
DHCPで設定情報を提供する機能を持ったコンピュータやネットワーク機器をDHCPサーバという。これにはゲートウェイサーバやDNSサーバのIPアドレスや、サブネットマスク、クライアントに割り当ててもよいIPアドレスの範囲など、ネットワークに接続するために必要な情報が設定されており、ネットワークに接続したばかりのコンピュータにこれらの情報を提供する。接続していたコンピュータが通信を切断すると、自動的にアドレスなどを回収して、新たに接続してきた他のコンピュータに割り当てる。
企業のネットワークなどではサーバコンピュータが他のネットワーク管理機能などと共にDHCPサーバとして稼動している場合が多く、家庭のインターネット接続環境ではブロードバンドルータなどがDHCPサーバ機能を内蔵している場合が多い。出典 http://e-words.jp
DSL:
電話線を使って高速なデジタルデータ通信をする技術の総称です。既存の電話線を流用できるので、光ファイバーが普及するまでの「つなぎ」サービスとして急速に普及していますが、電話局と利用者の距離が短くないと使えない、日本ではISDNと混信する恐れがあるなどの欠点があります。
end-to-end:
回路の端から端まで。エンド-エンド間のこと。
Ethernet (イーサネット):
米国電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers(略してIEEE〈アイトリプルイー〉と呼ばれる)によって定められた通信方式の規格。小規模LANで最も一般的な方式。通信速度や使用するケーブル、データのやりとりの方式が定められています。
バスまたはスタートポロジーを使用し10Mbpsのデータ転送速度を支援するローカルエリアネットワーク(LAN)構成で、最も広く使われているLAN規格の1つです(10Base-T、100 Base-Tもこの規格のひとつ)。802.11aと802.11bのプロトコルはしばしば「無線イーサネット」と呼ばれます。
H.263:
1996年にITU(国際電気通信連合)が勧告した、低ビットレート向けの映像圧縮方式。アナログ電話網など低ビットレートの回線でもテレビ電話やテレビ会議が利用できることを目指した圧縮方式です。携帯デバイスでの映像再生など、MPEG-4の想定用途と重なる部分が多いため、H.263ベースライン(基本プロファイル)の映像は、MPEG-4においても復号(デコード)が保証されています。
テレビ用の映像信号が各国で異なっていることに配慮して、CIFとQCIFという共通中間フォーマットを利用するようになっています。H.263ではCIFとQCIFに加え、画素数がQCIFより小さいSub-QCIFや、CIFの4倍の4CIF、16倍の16CIFがオプションに加えられ、様々な解像度の機器で利用できるようになっています。
IDE(Integrated Drive Electronics):
パソコンとハードディスクを接続する方式の一つ。1989年にアメリカ規格協会(ANSI)によって「ATA」規格として標準化されています。BIOSによって直接制御できるため、SCSIなどほかの方式に比べて簡便で低コストですが、同時に2台までしか接続することができない、ハードディスク以外の機器を接続することができない、ハードディスクの最大容量が528MBまでに制限されている、などの弱点があります。
1つのケーブルでマスタ、スレイブの2つの接続ができ、普通のパソコンにはプライマリとセカンダリの2つの接続口がありますので、合計4台のハードディスクを接続できます。当初は容量の小さいHDDしか接続できませんでしたが、現在ではCD-ROMやMO、DVDドライブも接続でき、使えるHDDの容量と速度も飛躍的に向上しています。
IP (インターネットプロトコル):
イーサネットネットワーク上で広く使用されるTCP/IPプロトコルスイートのネットワークレイヤ上で使用されるプロトコルのこと。パケット交換方式でデータを転送するためのもの。相互に接続された複数のネットワーク内での通信経路の選定(ルーティング)をするための方法を定義しています。コネクションレス型のプロトコルであるため、確実にデータが届くことを保証するためには、上位層のTCPを併用する必要があります。
IPアドレス:
サーバやクライアント、ルータなどの機器ごとに割り振られた固有の番号で、データのやりとりをする場合に送信先の機器を指定するために使われています。ネットワーク上のコンピュータには、「255.255.255.255」などのように3桁の数字4つでIPアドレスが表されます。LANや専用線などでインターネットに接続している場合は、ひとつのコンピュータに常に同じIPアドレスが使われますが、ダイヤルアップで接続する場合は毎回違うIPアドレスが割り振られます。
JPEG:
静止画像データの圧縮方式の一つ。圧縮の際に、若干の画質劣化を許容する(一部のデータを切り捨てる)方式と、まったく劣化のない方式を選ぶことができ、許容する場合はどの程度劣化させるかを指定することができます。方式により、ばらつきがありますが、圧縮率は1/10 ~ 1/100程度。写真などの自然画の圧縮には効果的ですが、コンピュータグラフィックスには向いていません。
LAN (ローカルエリアネットワーク):
比較的小さなエリアを補うコンピュータネットワーク。主として同一組織内で用いられる情報通信ネットワーク。コンピュータネットワークを中心とし、文書・音声・画像などの多様な情報を高速で安価にやりとりできます。LANはワークステーション、パソコン、監視設備(ビデオサーバのような)に接続することができます。
M-JPEG(Motion Joint Photographics Experts Group/モーション・ジェイペグ):
動画の圧縮方式のひとつで、各フレームをJPEG方式によって圧縮します。この方式は、JPEGを使って各フレームを圧縮することが決まっているだけで、標準の仕様はありません。M-JPEGでは、MPEGのように前後のフレームとの差分情報を利用して圧縮するのではなく、フレームごとに独立して圧縮を行ないます。伸張するときも1フレームごとに行ないます。そのため、動画の圧縮効率は、MPEGに比べると低くなってしまいますが、圧縮/伸張における負荷が軽くなるという特徴があり、フレーム単位の編集を容易に行なうことができるので、編集することを前提にして圧縮する場合に有用です。
MPEG-2:
映像データの圧縮方式の一つで、MPEG規格の一部。再生時に動画と音声合わせて4 ~ 15Mbps程度のデータ転送速度が必要で、画質はS-VHSのビデオ並み。DVDビデオなどの次世代デジタルテレビなどで利用されています。なお、MPEG-3方式はMPEG-2に吸収されたため存在していません。
MPEG-4:
デジタル動画を圧縮する技術で、MPEG-1、MPEG-2、H.263に基づく、グラフィックスとビデオロス圧縮アルゴリズム規格です。また、MPEGには動画像圧縮とともに、音声データの圧縮も含まれています。携帯電話や電話回線などの通信速度の低い回線を通じた、低画質、高圧縮率の映像の配信を目的とした規格で、動画と音声合わせて64kbps程度のデータ転送速度で再生できることを目指しています。
NAS(ネットワークアタッチドストレージ):
ネットワークに直接接続する形式のストレージデバイス。いわゆる専用ファイルサーバのこと。ハードディスクとネットワークインターフェース、OS、管理用ユーティリティなどを一体化した単機能サーバ(アプライアンスサーバ)で、記憶装置をネットワークに直に接続したように見えることからこのように呼ばれます。ネットワークに接続されたほかのコンピュータからは、通常のファイルサーバと同様、共有ディスクとして使用することができます。ファイルシステムやネットワーク通信機能は最初から内蔵されているため、システムへの導入や追加が容易で、異なる種類の複数のサーバからのデータの共有も楽に行なうことができます。なかには、複数のディスクを備え、RAID機能やホットスワップ機能を持ったものもあります。
OSD (スクリーン上の表示):
レシーバユニットに接続したビデオモニタに、ステータス情報が表示される機能のこと。
PoE(パワーオーバイーサネット):
イーサネットの配線に使うケーブルを利用して電力を供給する技術。IEEE 802.3afとして標準化されています。電源を取りにくい場所に置く機器や、従来電源が必要なかった機器をイーサネット対応にする場合などに使用します。
Point-to-Point接続:
他機種とのインターフェースのこと。
PSTN(Public Switched Telephone Networks/公衆交換電話網):
一般の加入電話回線ネットワークのこと。「公衆電話交換回線網」などとも言われます。末端に電話機をつないで、回線交換方式で相手に接続して音声通話をするのに使用されます。データ通信を行なうには、コンピュータと回線の間にモデムを接続し、データ列と音声信号の相互変換を行なう必要があります。
QCIF:
ITU(国際電気通信連合)が定めた映像信号フォーマットの標準の一つで、176×144画素、毎秒30フレームの映像に対応しています。CIF規格の画素数を相似比1/2(面積比1/4)に縮小した規格で、CIFよりも低いビットレートでの使用を想定しており、H.261やH.263ではQCIFは必須規格として制定されています。
RS-232:
シリアル装置接続のために、Electronic Industries Alliance (EIA)によって承認された標準インターフェース。シリアル通信方式としては最も普及しており、ほとんどのパソコンに標準で搭載されています。ケーブルの最大長は約15mで、最高通信速度は115.2kbps。パソコン本体と周辺機器を接続するために使用されます。コネクタにはD-sub25ピンのものが使われることが多い。
RS-422:
より高いデータ信号速度。シリアル装置接続のために、RSー232規格と取り替えるように設計された標準インターフェース。ケーブルの最大長は1.2kmで、最高通信速度は10Mbps。RS-422自体はもっとも普及しているシリアル規格のRS-232Cとの互換性はありません。
RS-485:
マルチ通信用のEIA規格。RS-422の上位互換となっており、RS-232Cが一対一接続のみの通信規格、RS-422が一対複数のマルチドロップ接続に対応した通信規格なのに対し、バス型のマルチポイント接続に対応し、最大で32台までの複数対複数接続に対応しています。その他の仕様はRS-422に準拠し、ケーブルの最大長は1.2kmで、最高通信速度は10Mbps。
RTP(リアルタイムトランスポートプロトコル):
リアルタイム・データ転送プロトコル。音声や映像をストリーミング再生するための伝送プロトコルで、パケットロス対策や伝送時間保証などは行われていないUDPタイプのプロトコルです。
RTPは、映像と音声データを利用して遠隔会議を行なうアプリケーションなどで利用されることを想定し、映像や音声データをリアルタイムに適した形で転送することを目的に設計されています。RTPは、時間単位でデータをパケットに分割して、パケットにデータの時間の情報を付加して転送します。
SCSI(Small Computer System Interface/スカジー):
パソコン本体と周辺機器を接続するために、アメリカ規格協会(ANSI)によって規格化されたインターフェース規格。SCSIで接続する周辺機器を利用するには、パソコン本体にSCSIボードと呼ばれる拡張カードを組み込む必要があります。
一般にSCSIは、両端にターミネータ(終端子)を持つバスと、そこに接続されるSCSIデバイスで構成されます。デバイスやコントローラが数珠つなぎに接続され、ID(ポート番号)とLUN(Logical Unit Number:デバイス番号)で管理されます。SCSIバスは、さまざまなフェーズ(SCSIバスフェーズ)を遷移しながら、データの転送等を行なっています。
SSL:
インターネットによって私設ドキュメントを送信するために、Netscapeによって開発され一般的に使用されているプロトコル。データを暗号化し、プライバシーに関わる情報やクレジットカード番号、企業秘密などを安全に送受信することができます。SSLは公開鍵暗号や秘密鍵暗号、デジタル証明書、ハッシュ関数などのセキュリティ技術を組み合わせ、データの盗聴や改ざん、なりすましを防ぐことができます。SSLプロトコルは、入出力、シリアルポート、VSIP通信を保証します。音声と映像送信に適用されません。
TCP(トランスミッションプロトコル):
TCP/IPプロトコルにおける、トランスポート層のプロトコル。2つの機器上のプロセス間で、信頼性のあるセッション指向の通信を行ないます。アプリケーションプログラムにとって使いやすく、信頼性のある通信路を確保しています。
TCP/IP:
通信プロトコルのひとつ。通信プロトコルとは、パソコン同士が通信する際の方法の規則で、通信されるデータにエラーがないかチェックするための方法や、圧縮の方式などが各通信プロトコルで決められています。パソコンで通信するときに、それぞれ同じ通信プロトコルを使用しないと通信はできません。
UDP(ユーザデータグラムプロトコル):
TCP/IPプロトコルにおける、トランスポート層のプロトコル。2つのノード上のプロセス(アプリケーション)間で、ベストエフォート型のデータグラム指向の通信を行ないます。UDPは、その下位層にあるIPパケットをほとんどそのままアプリケーションから使えるようにしただけのプロトコルであるため、パケットが相手に確実に届くという保証はなく、再送や受信確認応答、フロー制御、大きなデータの分割や再合成(フラグメント化)などはすべてアプリケーション側で自分で制御する必要があります。ただし、これらのオーバーヘッドがないので、処理は簡単であり、高速という特徴があります。
TCPとの比較として、UDPは転送速度が高く信頼性が低い、TCPは信頼性が高く転送速度が低い。また、TCPのようにデータが相手に到着したかどうかの確認を行なわないため、信頼性が低いというデメリットもある。一般にストリーミングなどに使用されます。
WAN (ワイドエリアネットワーク):
比較的大きなエリアを補うコンピュータネットワーク。一般的には、WANは2つ以上のローカルエリアネットワーク(LAN)から成ります。電話回線や専用線を使って、本社-支社間など地理的に離れた地点にあるコンピュータ同士を接続し、データをやり取りすることを言います。
2CIF:
704x240画像の解像度の映像信号フォーマット。2CIFはCIFと行数は同じですが、1行に倍のピクセル数を有します。4CIFで起こりうるいわゆる櫛型のノイズを排除し、帯域幅も半分にすることができます。
4CIF:
ITU(国際電気通信連合)が定めた映像信号フォーマットの標準の一つで、704×576画素、毎秒30フレームの映像に対応しています。CIF規格の画素数を相似比2倍(面積比4倍)に拡大した規格です。
10Base-T:
ツイストペアケーブルを使ったイーサネットの接続方式。「テンベース・ティー」と読みます。10BASE-Tの「10」はイーサネットの伝送速度10Mbpsを、「-T」はツイストペアケーブルを表わしています。この形態では、ネットワークを構成する各機器はハブによってスター状に接続され、機器同士をハブなしで直接接続することはできません。ハブからネットワークカードまでの最大長は100mです。10BASE-Tでは各機器を個別にネットワークに接続したり、切り離したりでき、ある1つの機器でショートなどが生じても、個別にパーティション(電気的に切り離されること)が構成されるので、ネットワーク全体がダウンすることはありません。
100Base-T:
既存の10Base-Tを高速化したイーサネット規格。10Base-Tのフレーム構造をそのまま使用し、速度を10倍に高めたもので、10Base-TのMAC(メディアアクセスコントロール。物理的なイーサネットアドレスの検出方法)などをそのまま使用しています。100Base-Tは集線装置(ハブ)を介して各機器を接続するスター型LANで、最高通信速度は100Mbps、最大伝送距離は100m。100Base-T用の機器は10Base-Tと互換性のあるものが多く、1つのネットワークに混在させることができます。